安代りんどうについて

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岩手県八幡平市では1971年から本格的にりんどうの栽培を始め、現在では、国内生産額日本一、国内需要3割以上を占める産地へと成長しました。その高い品質は海外でも評価され、「安代りんどう」ブランドは世界的に認知されるようになりました。八幡平市オリジナル品種は切り花で30品種を超え、鉢物で11品種を展開。2015年には農林水産祭の最高位となる天皇杯を受賞しました。

りんどう栽培に適した冷涼な気候や土壌環境、日照条件などを八幡平市は備えており、この条件が深い青の見事な発色を可能としました。
高品質なりんどうを供給するため、自主検査の実施や不良品出荷者の出荷停止など自らに厳しい基準を課して、ブランド力の維持管理を徹底しています。
また、八幡平市花き研究開発センターで開発される八幡平市オリジナル品種のため、生産者は販売額から研究協力費を拠出し、生産者の意見を踏まえ土地にあった品種開発を推進するシステムを構築しました。

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悲願の天皇杯を受賞

平成27年度第54回農林水産祭園芸部門 受賞理由
(1)生産者と行政が一体となった地域オリジナル品種の育成
生産者組織が八幡平市花き研究開発センターと共同研究契約を締結して販売額の一部を研究協力費として拠出し、生産者の意見を踏まえた品種を開発する仕組みを構築。また、市と専用利用者権の許諾契約を結び、部会員のみオリジナル品種を利用。
(2)生産者の強固な結束による産地ブランドの確立
安定した出荷ロットや全量共同育苗、全圃場一斉巡回指導、厳しい自主検査などの徹底による「安代りんどう」ブランドの確立により、市場での有利販売につなげている。
(3)切り花輸出と海外生産、知財輸出
オランダへの輸出を初め、アジアや北米などの販路を開拓。また、鉢花品種では海外と栽培許諾契約を締結し、知的財産の輸出にも着手。一方、南半球の国々と栽培契約を締結し、周年供給を可能とした。

その他の受賞

昭和52年(1977年)
岩手県農業賞
昭和60年(1985年)
朝日農業賞
昭和61年(1986年)
安代町制施行30周年記念式典感謝状受賞
平成 2年(1990年)
「国際花と緑の博覧会」コンテスト優秀賞
平成 9年(1997年)
  • 第26回日本農業賞大賞
  • 第36回農林水産祭農林水産大臣賞
  • 岩手県勢功労賞
  • 岩手日報文化相産業部門
  • 農林水産祭園芸部門内閣総理大臣賞
平成23年(2011年)
  • 育種学会賞「高品質『安代りんどう』ブランド品種群の育成と海外
  • 展開」(八幡平市花き研究開発センターと安代リンドウ開発の合同育種チーム)
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関係機関機構図

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