プロの太鼓判 - 安代りんどう

藤井和子さん

丸三製薬バイオテック株式会社
フローレンスカレッジ顧問

花に宿る力は生産者の想い

「安代りんどう」とのかかわりは、輸出にかかわるお手伝いしたのが始まりでした。その後、2012年オランダで開催された国際園芸博覧会「フロリアード」で、400本の「安代りんどう」を使って会場装飾とデモンストレーションを行いました。りんどうは仏花という印象が強く、草丈140センチに及ぶ「安代りんどう」を見て大変驚きました。
生産者が手掛ける「安代りんどう」にはパワーが宿っており、私が少し寄り添ってデザインするだけという感じでしたので、もっと良さを感じてもらうことが大事です。世界に誇れる「安代りんどう」であることを念頭に、産地から積極的にアピールしてほしいと感じます。私もチームの一員として応援しています。

大西克典さん

株式会社大田花き
営業本部　副本部長

他生産地からも一目置かれる産地

「安代りんどう」を生産する新岩手農協花卉生産部会は、10億円を超える販売額を長年にわたり維持しています。使う方々の評価が販売額に反映されているのはもちろん「もっと欲しい」という声を多く聞きます。
「安代りんどう」は他産地からも一目置かれており、どのように取り組んでいるのか聞かれることも少なくありません。差し支えない範囲でお伝えすると、皆さん口を揃えて「そこまではできない」とおっしゃいます。産地の皆さんは、厳しい決め事も当然のこととしていますが、当たり前のことを当たり前に出来る産地がどれだけすごいか、そのような積み重ねが信頼を勝ち取っているのだということを、流通から販売に携わる者として感じています。

大久保有加さん

花道家／一般社団法人ジャパン・フラワー&コミュニケーションズ代表理事

海外の人々を魅了するリンドウの青

いけばなの稽古で使用する機会の多いリンドウは身近な花材でしたが、産地や生産者を意識することはありませんでした。しかし、オランダで開催された国際園芸博覧会での経験が、その意識を変えることとなりました。
数多い花の中でも「安代りんどう」の青が放つ、神秘的で気品ある美しさへの人気は圧倒的で、それは私にとって意外な反応でした。しかし、青い花は希少であるうえ、海外では聖母マリアを象徴する色であることから、日本人とは異なる感覚を持つことに気づかされました。
その後、産地を訪問する機会があって生産者の皆さんとつながることとなり、今ではチームの一員のように感じて何度も足を運んでいます。